【働く君に伝えたい『お金』の教養 人生を変える5つの特別講義】を漫画で解説【フェルミ漫画大学】


フェルミ漫画大学よりコチラの動画をご紹介します。※再生時間14:14

この動画はライフネット生命の代表取締役会長兼CEOの出口治明さんの著書「働く君に伝えたい『お金』の教養 人生を変える5つの特別講義」を解説したモノです。

この本は一言でまとめると「お金の原理原則」を教えてくれる本であり、単なる貯蓄の目安や方法、投資すべき銘柄を教えるような本ではありません。

本書で学べる内容は子供からお年寄りまで使えるモノであり、一生モノの知識となります。

逆にコレを知らないと死ぬまでお金の不安を抱える可能性があります。

ぜひ動画で大まかな内容を理解し、さらに深く知りたい方は本書を手に取って読んでみる事をおススメします。

【お金の不安は思い込み】1:19

<経済が常に右肩上がりなのは異常である>

現在の日本は、ひと昔前よりも不景気で終身雇用も破綻し給料も下がってきている。

しかし歴史的に見ると経済というのは安定もしくは停滞するのが普通で、常に右肩上がりという状況はむしろ異常である

「経済は右肩上がりが正常だ」と思っているのは、ここ数十年の偏った認識。

<なぜテレビは不安なニュースばかりなのか?>

答えは、不安を煽った方が商売がしやすく「儲かる人」がいるから。

メディアもメディアを通じて情報発信したい外部の人も、それぞれが「自分の商売」を持っている

「商売」というのは不安を煽るのが一番てっとり早い

よってテレビや新聞などのメディアには、どうしても「不安を煽る情報」が蔓延しがちになる

【お金リテラシーを身に付ける】2:48

<リテラシーとは?>

それが本当なのかウソなのかを見極める力のこと

<これで儲かるのは誰か?を考える>

不安を煽る情報の先には必ず「儲かる人」が存在している

「この情報を発することで儲かるのは誰か?」を考えるクセを付けることが自身の資産を守ることに繋がる

<日本はお金リテラシーが低い>

海外では義務教育で「お金リテラシー」を教えているが、日本にはそれがまだない。

そのため日本では、自分たちが個々で「お金リテラシー」を学ぶしか方法がない

【世代間格差にとらわれすぎない】4:15

<年金問題について>

いま年金をもらっている高齢者の方たちは支払った額の約4倍を受け取っている

対して、いまの若い世代の方たちが受け取る金額は「支払い額の約2倍にとどまる」と予想されている

<不公平の原因は少子高齢化>

年金問題の原因は少子高齢化が原因とされている

しかしコレを解決するには大量の若い移民を受け入れ、高齢者の延命を阻止するしかない

当然そんなことは出来ないので、この問題に関しては「考えても仕方がない」ということになる

【データを見て自分で考える】5:44

<まず結論>

  • 年金は政府が破綻しない限り支払われる
  • 年金制度に税金が投入されている以上、支払い損にはならない
  • 支給額は国の経済成長次第である(過度な期待はキケン!)

<見るべきデータとは?>

公的機関の信頼できるデータをもとに論理的に考えるのが良い

SNSやメディアの情報を鵜呑みにするのはキケンである(個人の感想や色付けされている可能性がある)

<不安な情報に相対した時は・・>

「それは本当なのか?」と問いかけて自分で調べるクセを付けるのが重要

私達が感じる「不安の正体」とは「なんだかよく分からないものに対する恐怖」である

自分で調べて考えるクセを付けることで対処法も見つかり不安も消えていく

【お金は3つに分けて管理する】7:12

<財産三分法>

財布・・・日常で使うお金(数日~1週間分の生活費を入れる。足りなくなれば預金から補充)

投資・・・なくなってもいいお金(株、習い事など)

預金・・・流動性の高いお金(財布と投資の額を引いた全てのお金)

【貯蓄額と期限を決める】8:38

<貯め込むことをやめる>

日本人は世界的に見ても圧倒的に貯金大好きな人種である。それはバブル期などの高金利だった時代が影響している。

ある調査では、東京で亡くなった高齢者の遺したお金の平均金額は3000万だった。

これらより日本人は「お金を貯め込みすぎている」という事実が浮かぶ。

そこで蓄えるべき金額は「手取りの1年分」を目安にすると良い。1年分あれば先の対策を立てるのに十分な資金であると言える。

これを達成するには期限を設けた上で「先取り貯金」を行い貯蓄していくのが良い

【自分にしっかり投資する】10:09

貯蓄はあくまでアクシデントへの備え。

貯蓄が少なくても結婚も出産も可能。老後もしっかり収入があれば、極論、貯蓄がなくても良い。

老後用に資金を貯めて「人生を逃げ切ろう」と考えるより、今後も稼ぎ続けられる力を付けるべき

<投資は2種類存在する>

  • 自己投資・・・本を買う、習い事など
  • 金融商品への投資・・・株など

<20代、30代は特に自己投資せよ!>

20代、30代の若い世代に重要なのは「自己投資」である

若いうちに「自己投資」を行い自分の価値を上げておくことで、生涯年収が何千万、何億円と変わる可能性がある

おススメは「自分の好きなこと」に投資すること。

自己投資をして結果を出すのには時間が掛かるので、長続きしやすい自分に合ったモノを選ぶことが重要。

そもそも将来何が役立つかは誰にも分からない。

人生の選択肢が増えそうなもの、賢くなれそうなものなら何でも良い

【若者世代は他の世代より安泰】11:41

いまの若者世代のほうが40代、50代より安泰である。

それは今の若者世代の人口が少ないのが理由となる。

1学年220万人以上いた団塊世代は順次退職していっている(2022年現在)

今の20代は1学年あたり130万人前後のため、団塊世代と比べて約100万人の差がある

よって今後、明らかに働き手が足りなくなってくると予想され、日本は2030年ごろには今と比べて800万人の労働力不足になると言われている。

これにより就職や転職の選択肢は大幅に増える

今のうちに「自己投資」を行い、さらに選択肢を増やす努力をするのが良い

この動画のまとめ

まとめ

 

  • 経済は成長し続ける方が異常であり、安定や停滞がふつう
  • メディアが煽るのは、そのほうが儲かるから
  • 自分で調べて自分で考えるクセを付ける
  • 貯蓄額は手取りの1年分で十分である
  • 20代30代の世代は特に「自己投資」を行いスキルアップすべし
  • 若い世代は団塊世代よりも安泰(同学年が団塊世代より約100万人少ないから空席が多い)

今回の動画は何度も見返すほど面白い内容でした。

特に目から鱗だったのは「若い世代はむしろ安泰」というところです。

団塊世代がどんどん退職していくので仕事場に空席が出来て「椅子取りゲーム」が始まることになるが、実際は椅子に対して人が少ないので圧倒的に座りやすい。

コレはかなりの盲点でした。

まあ日本全体として見れば経済危機なのかもしれませんが、私たち個人からするとある意味チャンスとも取れるのかもしれません。

そして感じたのは「年金が少なかったらどうしよう・・」と弱気であり受け身な発想は、正直不毛だし何よりかっこわるいなと思いました。

「稼げる自分になれば良い」という発想に至らないのは思考停止以外の何物でもありません。

国、他人に期待するよりも自分を変えた方が何倍も賢いでしょう。自分以外は変える事ができません。

それと私が思うに「自己投資」は本当に面白いです。

自分の価値が以前よりも確実に上がったと感じるのはクセになりますよ。

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